まだ夜は明けない
サービスエリアで買った
缶コーヒーはもう
ぬるくなっちゃったけど
右側の君は
何一つ言わないまま
聞こえるのは
海鳥の声だ
ああ、その、なんていうか
気まずくなっちゃうね
闇雲、あなたと北を目指してるけど
六月の空はようやく目覚めたみたい
寝惚た私に君は
おはようを言うの
あなたとの今日が沈むなよと
朝焼けに祈るけれど
いつか二人
押し黙ってしまって
星座たちが語る夜になるのなら
私たちを照らしてはくれないか
宵闇が近づく
サービスエリアで買った
ベスト盤のCD
昔思い出すけど
左手の海は
今に燃えだしそうで、とても眩しくて
君を映し出す
ああ、なんていうか、
気まずくなっちゃうね
闇雲、あなたと北を目指していたけれど
6月の空はもうじき夢見るみたい
目を伏す私に
君はさよならを言うの?
あなたの今日が沈むなよと
夕空に祈るけれど
いつか二人
押し黙ってしまって
星座たちが語る夜になるなら
私たちを照らしてはくれないか
何度、今に縋り付いても
夜の帳が降りていく
そんな世界だとしても
せめてあなたに伝えたい
どうか、どうかこの夜を忘れないで
あなたの今日が沈むなよと
宵闇に祈るけれど
いつか二人
押し黙ってしまって
星座たちが語る夜になるなら
あなたの今日が沈むなよと
宵闇に祈るけれど
いつか二人
押し黙ってしまって
星座たちが語る夜になるなら
私達を照らしてはくれないか