花咲イツカ、そして「引退配信が一番伸びました」について

やぶのきさんとセレネさんが制作の裏話をしているのを見て、私もやりたくなったので話します。

当初のアイディアについて:
2023年の2月頃からアイディアを考え始めました。
以下は歌詞の初稿です。まるで違いますね


「引退配信が一番伸びました」

最後だけあなたの良いように切り取って

私の涙を攫って行かないで

最初は楽しかったんだよ、

画面越しのみんなと喋ったりできて

いつしか人と比べて比べられて、

コメなんてもう見れなくて

そろそろやめてしまおうか

もう誰も聞いていない (私の声)

そう思い綴る140文字と「引退」の文字

なんで)
こういうときだけいいねってつくんだろな

きみのいいねは野次馬根性ですか

なんで引退配信が一番伸びるんですか

ずっと好きでした、じゃねえよ (じゃなくて)

心の中で応援してました、じゃなくて

欲しかったのはそんな言葉ではなくて

この気持ちも本心ではなくて
(言いたかったのもそんな言葉ではなくて)

でも最後まで笑っていなきゃって

でもそんなん無理だって

もうあなたは反応すらしてくれない (いいねすらしてくれない)

ついにわたしの命日です、

いつものマイクに向かって喋ります

増えない同接 ヘラってる精神 

むりやり口角を上げた私の声に

(気づかないふりだってできただろうに)



今更気づくなんて遅すぎるとは思うけれど

それでも最後にあなたに伝えたくて

そう思い綴る140文字

推しは推せる時に推せなんて、他人事だと思ってた

まだやめないでほしい、その言葉は届いたのかはわからない

あなたを見ている人はここにいるって伝えたい

ずっと前から言えばよかった、ずっと前から言えなかった言葉

コメントを読んだあなたの声はすこし震えていた(掠れていた)

あなたの最後の「ありがとう」はとても自然に聞こえたけど、

もうあなたに話しかけることはできなくて

画面の向こうに線香の一本もあげられやしない

ほんとにあなたがいなくなったなんてまだ想像もできないし

そろそろ49日目だけれどまだ配信してんじゃないかって

たまに考えちゃうな

あなたがもっと早く気持ちを伝えてくれたら
わたしがもっと早く気持ちを伝えられたら

なんてね、あぁあ

第二稿の段階で、タイトルは「引退配信が一番伸びました」に決まります。

第二稿をもとに曲を作ってたのですが、うまくハマらずに一からやり直しました。
私は詞先で曲を作ってるので、一稿・二稿は歌詞というよりも詩ができちゃってますね。
そしてやり直してできたのが最終稿です。

この状態からギターを考えてくださったセレネさんはすごい。
間奏にいたっては”ここでかっこいいギターソロとかぶちかましてほしいです。”で依頼してました。

依頼から9時間後にラフが届いたときはびっくりしました…

そう、大事なこというの忘れてましたがラスサビの最後、「なんで優しくありがとうを言うの」でボーカルのみになっているのはセレネさんのアイディアです。

2番の「ミュートできないため息が増えた」もそうですね。

へへへ…天才

同時並行でやぶのきさんにイラストと漫画をお願いしました。
気づいたら彼女が生まれていました。

(楽しくなっちゃってロゴ作ってました)

また気づいたら彼女はプニキと戦い、壺おじに挑み、タイピングを披露していました。
そんな彼女がだんだんと病んでいくのは見ていて辛かったです。

せっかくなのでやぶのきさんの解説もご覧あれ
https://yabunoki.fanbox.cc/posts/7972504

https://yabunoki.fanbox.cc/posts/7976455

どこかで見た黛灰さんの「どうしてそっちがリアルで、こっちがバーチャルなの?」という言葉がずっと頭に残ってました。
あんなふうにいつかは街頭ジャックしてみたい!!という思いを抱えていたので、今回街あわせくんというサービスを利用して、JRの駅に広告を出稿しました。
https://www.jeki.co.jp/field/machiawasekun/

やぶのきさんがおっしゃってた「バーチャルとリアルの境界線を曖昧にする」ことに一歩近づけたんじゃないかと思ってます。

動画については、色々と考察してほしいところだったりもするので、私の方からは画力0のラフを貼ることにとどめておきます。

動画についてはめんだこさんに頑張って頂きました。
使っているフォントはイワタアンチック体Bというものです。
動画の構成についてはおまかせしています。
ラスサビのあの配信のサムネが映し出されるシーンも、めんだこさんに考えていただきました。

投稿1周間前からは、宣伝頑張りました。これだけ制作に関わった皆さんに頑張って頂いてるので、一人でも多くの人に見てほしいなと思ってます。

これは動画本編より伸びたshort 最後の告知が一番伸びるあたり、さすがこの曲である(偶然です

そして3/7から活動していた花咲イツカの物語は、
5/24の0時に幕を閉じました。